前回の話

 玲奈は、朝からご機嫌で出かける準備をしている。可愛らしいメイクに、可愛らしい髪型、服も初めて見る服だ。
「うん。買ったよ。可愛い?」
 玲奈は、心から楽しそうに言う。私は、彼とのデートのために買ったの? と聞いた。もちろん、こんな質問をするまでもなくわかっていることだ。
「そうだよ。フフ、下着も可愛いの買ったんだよ」
 玲奈は、挑発的な笑みを浮かべながら言う。とっさに、見せてと言ってしまった。
「ダメだよ。一番最初に、高橋君に見てもらいたいもん」
 玲奈は、さらに挑発してくる。私は、息苦しいほどの嫉妬を感じながらも、それ以上は見せてくれと言えなくなっている。そして、楽しんできてと言った。
「うん。ゴメンね、幸雄さんは仕事なのに、デートに行っちゃって……」
 玲奈は、さっきまでの挑発的な顔が消え、本当に申し訳なさそうな顔になっている。彼女自身も、色々と葛藤があるみたいだ。


「ねぇ、好き? 私のこと、好き?」
 玲奈は、不思議なほど不安そうな顔で聞いてくる。もちろん好きだと答えながら、どうしてそんなこと聞くの? と尋ねた。
「だって……止めないから。本当に良いの? デートに行っちゃっても……」
 玲奈は、急に不安が膨らんだみたいな顔だ。こんな風に聞かれて、普通はダメだと答えるものだと思う。でも、どうしてもその言葉が出てこない。玲奈が他の男とデートをする……どうしてこんなに興奮してしまうのか、自分でもわかっていない。
「今日は、最後までしちゃうかもしれないよ。誘われたら、絶対に断らないもん」
 玲奈は、堂々と不倫を宣言する。いくら理性がある男性でも、昔好きだった女性……しかも、いまもまだ好きな相手と繰り返しデートをしたら、そういう関係になることを望むと思う。
 私は、やっぱりダメだと言おうと思った。でも、その前に、玲奈の手が私の股間に伸びてくる。身をよじる間もなく、股間を握られてしまった。
「フフ、こんなになってる。期待してるの? 変なの。ヘンタイさんだね」
 玲奈は、ゾクッとするような妖艶な表情を見せている。ボーイッシュなルックスの玲奈……セックスにも淡泊な方だし、清純なイメージだった。そんな玲奈が、こんな表情をしているのが信じられない。

「じゃあ、行ってくるね。夕ご飯、食べて帰ってきてね。たぶん、遅くなるから。すごく遅くなるから……」
 玲奈は、意味ありげに言うと、デートに出かけていった。私は、これで良かったのだろうか? と、迷いながらも会社に出かける準備を続ける。我ながら、どうかしていると思う。会社に着いても、落ち着かない気持ちのままだ。買い物とかに行くと言っていたが、他には何をするのだろう? ホテルに誘われる可能性は、どれくらいあるのだろう? 誘われたら、本当に行くのだろうか? 色々な考えが頭をグルグル回る。
 玲奈からは、メッセージもなにもない。当然、まだ一緒にいると思う。落ち着かない気持ちのまま仕事を続け、夕方になる。二人が朝からずっと一緒にいると思うと、強い嫉妬心がもたげる。そして、会社を出た。なにを食べよう……駅に向かいながら、そんなことを考える。すれ違うカップルを見ては、玲奈じゃないかとドキドキする。
 そして、久しぶりにカレーを食べた。独身の頃はよく行ったチェーン店だが、玲奈と結婚してからはほぼ行ったことがない。辛いのが苦手な玲奈なので、カレー専門店みたいな店にはほぼ行かなくなった。
 そういったこともあり、玲奈と一緒に食事をするときは、カレーもインドカレー屋さんみたいな所に行く。だいたいアジア料理もやっているので、タイ料理やマレーシア料理を食べる感じだ。
 メニューを見て、価格帯がかなり上がっていることに驚いてしまった。カレーチェーンなんて、安さも売りみたいなところがあった記憶だが、すっかりと高級店になってしまった感じだ。

 カレーを食べながら、今頃二人も食事をしているのだろうか? 玲奈が食べられてしまっているのではないだろうか? そんなことばかりを考えてしまう。そして、そんなことを考えてしまうせいか、どうしても興奮して勃起する。カレーを食べながら勃起するなんて、とんでもないヘンタイみたいだなと思ってしまう。
 そして、帰宅した。もしかして、もう帰っているのではないか? そんな期待もしていたが、まだ帰ってきていない。風呂に入ったりして玲奈の帰りを待つが、あっという間に日付は変わった。帰ってくるだろうか? 泊まりになる? そんな不安を感じていると、玄関で物音がした。思ったよりは早い……嬉しくなりながら玄関に行くと、
「ただいま。フフ、待っててくれたんだね」
 と、イタズラっぽく微笑む彼女。私は、ほとんど反射的にホテルには行ったのかと聞いてしまった。
「どっちだと思う?」
 玲奈は、楽しそうに聞いてくる。無邪気な笑顔は、可愛らしいなと思う。でも、言っていることはメチャクチャだ。私は、行ったと思うと答えた。
「外れだよ。ゴメンね、期待に応えられなくて」
 玲奈は、笑顔で言った。その言葉に、ホッとしてしまった。もう、絶対に行ったものだと思っていた。
「こんなになってる……してあげる」
 玲奈は、私の股間を掴むと、優しい口調で言う。さっきから、ずっと勃起してしまっている。興奮が大きくなりすぎている。玲奈は、すぐに私の下半身を裸に剥いた。
「興奮しすぎだよ~」
 私のペニスを見て、呆れたように言う彼女。でも、妙に嬉しそうで楽しそうだ。

「私のこと、そんなに好き? ヤキモチ焼いちゃう?」
 玲奈は、ペニスを握りながら聞いてきた。小さくて柔らかい手で握られただけで、一気に射精感が湧き上がる。質問に対しては、もちろん大好きだと答えた。嫉妬してしまうことも、正直に話した。
「嬉しいな……じゃあ、もっとヤキモチ焼くこと聞かせるね」
 玲奈は、少しだけ緊張した顔になった。その表情の変化に、イヤな予感がしてしまう。どんなことなの? と、聞くと、
「キス……したの」
 と、私の目を真っ直ぐに見つめながら言う。本当だろうか? 信じられない私がいる。本当なの? と聞くと、
「うん。本当だよ。キスして欲しくて、じっと見つめたの」
 玲奈は、自分からサインを出したようなことを言う。そんなのダメだよと、弱々しく言うと、
「でも、興奮するんでしょ? どうする? このまま出しちゃう? 出そうになってる」
 と、からかうように言う彼女。確かに、いまの僕は射精寸前までに高まってしまっている。キスだけだったのかと聞くと、
「そうだよ。抱いて欲しいって思ってたのに、高橋君真面目だった。あんなにイケメンなのに、そんなに遊んでないみたいだったよ」
 玲奈は、私のペニスを手でしごきながら話を続ける。どんなキスだったの? と、聞くと、
「長いキス……すごくドキドキした。抱いて欲しくて、切なくなった」
 と、その時の気持ちを思いだしているような口調だ。舌を絡めたのかと聞くと、
「そんなに聞きたいの? 私が高橋君と、恋人みたいなキスしてて欲しいって思ってる?」
 と、小悪魔の顔で言う彼女。僕は、慌てて否定した。そんなことは思っていないと言った。
「フフ、ウソつき。期待してるでしょ? もう、爆発しちゃいそうに固くなってるよ」
 玲奈は、そんなことを言いながら手コキを続ける。柔らかい指がカリ首に絡みついてくる。あまりに気持ち良くて、もう余裕がなくなってきた。

「したよ。恋人みたいなキス。舌を絡めて愛情のこもったキスしたよ」
 玲奈は、そんなことを言いながら手コキを続ける。僕は、あっけないくらいに簡単に射精してしまった。うめきながら射精を続けるが、玲奈はまだ手コキを続けている。
「フフ、出ちゃったね。興奮してくれて嬉しいな」
 玲奈は、優しい笑みを浮かべている。そして、キスをしてくれた。舌がねじ込まれ、僕の舌に絡みついてくる。玲奈は、息遣いが荒い。明らかに興奮しているのがわかる。そして、そのまま長いキスが続く。
 玲奈は、キスを続けながらまだペニスをしごいてくる。射精したばかりでくすぐったい気持ちになるが、それでもすぐに固さが戻ってきた。
「幸雄さん、来て……欲しい」
 玲奈は、はにかんだように言いながら服を脱ぐ。紫色の、セクシーでゴージャスなランジェリーがあらわになった。高橋とのデートのために買った勝負下着……でも、彼はこれを見ていないと言うことになる。少しだけホッとする気持ちになるが、キスをしたことに不安が膨らむ。

 私は、すぐに彼女の下着を脱がせ始めた。小柄でボーイッシュな見た目からは想像も出来ないくらいに、胸は大きい。柔らかくて白い乳房、薄いピンク色の乳首、本当に綺麗だと思う。
 ショーツを脱がせていくと、濡れて大きなシミが出来てしまっている。彼に抱かれたくて、こんな事になってしまっている……そう思うと、嫉妬がさらに膨らむ。すぐに彼女に挿入した。
「うぅっ、固い。すごく固いよ。想像してる? 私が高橋君とエッチしてるの、想像してるの?」
 玲奈は、声がうわずっている。興奮しすぎなほど興奮しているのが伝わってきた。私は、想像していると伝えた。もう、頭の中はそのイメージでいっぱいだ。
「私もだよ。想像してる。いまも、幸雄さんがしてるのに、高橋君としてるの想像してるよ」
 玲奈は、声がさらにうわずる。私は、夢中で腰を動かした。嫉妬心をぶつけるように腰を振り、玲奈にキスをした。玲奈は、舌を絡めるキスをしながら、目を開けて私を見つめている。妖艶な笑みを浮かべながら、気持ち良さそうなあえぎ声も漏らし続ける。
「こんな風に、抱いてもらいたかった」
 玲奈は、悲しそうに言いながら私を見つめる。私は、嫉妬にまみれながら腰を振り続けた。玲奈は、明らかにいつもよりも感じている。
「ゴメンね、高橋君としてるの想像してる。こんな風に、抱かれてるの想像してる」
 玲奈は、とろけた顔で叫ぶように言う。私は、ますます嫉妬心を燃え上がらせながらキスをした。キスをしたまま夢中で腰を動かし続けた。
 玲奈は、目を閉じてあえいでいる。高橋のことを想像しているのが伝わってくるようだ。私は、そんな想像をしながらも腰を動かし続ける。立て続けの二回目なのに、もう限界が近い。
「すごく固い。気持ちいいよ。私もイキそう。一緒にイキたい。高橋君、一緒にイコ」
 玲奈は、目を閉じたままあえぎ声混じりに言う。私は、玲奈のそんな言葉を聞きながら、暴発するように射精を始めた。
「うぅっ、イクっ、うっ、イクっ! 高橋君、イクっ!」
 玲奈は、うわずった声で言う。本当に気持ちよさそうで、今までに見たことのないリアクションだ。

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