前回の話

 亜衣は、とろけた顔のまま腰を動かし続けている。キャミソールを着ているのでディルドが入っている部分は見えないし、胸も隠れている。それでも、その卑猥な腰の動きとあえぎ声だけで異常なほどの興奮を感じてしまう。
「イクっ、イクっ、ダメぇ、またイッちゃうっ」
 亜衣は、叫ぶような声をあげながら腰を動かし続ける。もう、完全に快感に囚われてしまっているようなはしたない動きだ。大勢の男たちが閲覧していて、投げ銭も続いている。恐ろしい状況だ。
 大勢の男たちの性欲をぶつけられている状態で、夢中で腰を振り続ける亜衣……僕は、こんな状況にもかかわらず、信じられないくらいに興奮してしまっている。夢中でしごいているペニスは、今までになく固くいきり立っているし、もう射精寸前だ。


 亜衣は、オルガズムに達しながらも画面を見ている。そして、コメントされた要望通り、自分の乳首をいじり始めた。キャミソールの上から摘まんでいる状態だが、はっきりと乳首の形は浮き出て見えている。亜衣は、さらに声が甲高くなっている。乳首を強く摘まみながら、腰を振り続けている状態だ。
 どこから見ても、淫乱な女性にしか見えない。普段のおとなしくて清楚な雰囲気の彼女からは、想像もつかないような淫乱ぶりだ。いつもと違い、かなり長いオナニーだ。いつもなら、とっくに雑談タイムになっているはずだ。
「イクっ、イクっ、んおぉっ、おぉっ、イグっ、うぅっ!」
 亜衣は、見たこともないようなあえぎ方をしている。拓也とのセックスの時にも見せなかったような、獣のようなあえぎ声をあげている。そして、全身を硬直させるようにすると、やっと動きを止めた。

 亜衣は、そのまま床にへたり込む。もう、脚に力が入らないようだ。抜けたディルドがそそり立つように揺れていて、まだらに白いドロッとしたものが付着している。それを見て、コメント欄が盛り上がる。本気汁だとか、ガチイキだとか、そんな言葉が踊っている。

「ダ、ダメだよ、見ないで。恥ずかしいよ……」
 慌ててディルドを取り外そうとする亜衣。でも、吸盤でしっかりと固定されていて、なかなか外れない。亜衣は、恥ずかしいほど汚れたディルド相手にあがいている。耳まで真っ赤になっていて、相当恥ずかしいみたいだ。
 そして、どうしても外れないので諦めてしまった。亜衣は、画面を見ている。
「お掃除フェラ? うん。するね」
 視聴者の要望で、ディルドに対してお掃除フェラを始める彼女。ドロドロに汚れたディルドを、抵抗もなく舐めてくわえ込んでいく。さらに盛り上がるコメント欄。亜衣は、自分の体液でドロドロになっているのに、かまわずに疑似フェラチオを続けている。その顔は、すっかりととろけてしまっていて、発情した牝のようになっている。

「じゃあ、そろそろおしまい。あっ、投げ銭しすぎだよ。ダメだよ、こんなに……ゴメンね、止めなくて。その……気持ち良すぎて夢中になってたから……」
 亜衣は、恥ずかしそうに言う。いつもみたいに止めなかったことで、投げ銭は30万を超えている。こんなに短時間で、そんなに投げられることに驚きしかない。そして、雑談タイムが始まった。
 京都の神社仏閣の話に、新選組の話や京都見廻組の話が混じる。ひたすらマニアックな話が続くが、亜衣はセクシーなキャミソール姿のままで、壁にはディルドがくっついたままだ。あまりにも違和感が強い状況だが、少数のマニアとの会話が盛り上がっていく。
 これは、ビジネスモデルとしても優秀な気がする。特定のマニアを取り込むのは、大勢を相手にするよりもリスクが少ないし、収益も安定しそうな気がする。恐らく、お金にもある程度余裕のある層が集まってきているように見える。

 そして、配信が終わった。それでも僕のスマホには、まだ映像は映っている。あのアプリのおかげで、カメラをコントロールできている。
「ほら、やっぱりエグい額になるだろ?」
 すぐに拓也の声が響いた。やっぱり、同室にいたようだ。ただ、今回はイタズラみたいな事はしていなかったので、もしかしたらいないのかな? と思っていた。
「う、うん。でも、こんなにお金使ったら、続かないんじゃないかな……みんな、私の話聞いてくれるし……大事にしたい」
 亜衣は、戸惑いを見せている。どうやら、意図的に投げ銭を止めなかったようだ。てっきり、快感が強すぎて余裕がなくなっていたのだと思っていた。亜衣は、視聴者のことを大事に思っているようだ。あんな卑猥なリクエストばかりしてくる男性達のことを、気遣っている。亜衣の人の良さが出ていると思うが、そんなに気にしなくても良いのに……と思う。

「ほら、続けて見ろよ。もっとしたいんだろ?」
 拓也は、ディルドを指でつつきながら言う。
「イジワル……早く拓也の入れて……我慢できない」
 亜衣は、焦れたような声を出す。そして、顔を隠しているマスクを外した。マスクをしていても、発情しているのはわかっていた。マスクを外したことで、さらにそれが鮮明になる。亜衣は、セックスのことしか頭にないような顔になっている。
「ダメ。ほら、見せて。本気の亜衣を見せてよ」
 拓也は、冷たく言う。亜衣は、イジワルと言いながらも、素直にまた壁のディルドに対してお尻を近づけていく。そして、さっきとは違ってキャミソールを脱ぐと、全裸になった状態で壁のディルドを挿入していく。小柄なのに、大きな胸……ランジェリー姿もセクシーだったが、やっぱり興奮が高まる。

「うぅ、気持ちいい。拓也、キスして。お願い」
 ディルドを根元まで挿入すると、媚びた声でおねだりをする亜衣。他の男にこんな媚びた声を出す彼女に、裏切られたような気持ちが膨らむ。でも、僕はさらに固くなったペニスをしごき続けた。拓也は、素直にキスをした。イジワルをする事もなく、すぐに舌を差し込んで濃厚なキスを続ける。
 亜衣は、嬉しそうに舌を絡めながら腰を動かし続けている。あまりにも酷い光景だ。それなのに、僕はあっけなく射精してしまった。亜衣が他の男とキスをする姿を見て、爆発するように一気に射精してしまった。
 画面の中では、亜衣が拓也に抱きついてキスをしている。本気のキスとしか思えないような、濃厚なキスだ。僕は、射精してもまだ興奮が収まらない。こんな漫画喫茶の半個室で、射精するまでオナニーしてしまったことに、我ながらどうかしていると思ってしまう。配信の予告を見て慌てて駆け込んだ漫画喫茶なので仕方ないかもしれないが、完全な個室ブースではない。

「大勢に見られながらイクの、クセになってるだろ」
 拓也がからかうように言う。
「そ、そんな事……」
 亜衣は、言いよどむ。
「今度は、生で見てもらったら? オフ会してみろよ。視聴者、大事なんだろ?」
 拓也が、驚くような提案をする。でも、亜衣はその言葉に、さらに顔をとろけさせて腰の動きを早めてしまう。
「う、うん。してみたい。みんなに見てもらいたい」
 亜衣は、意外にもあっさりと受け入れた。信じられない言動だ。
「おっ、マジで? じゃあ、場所とか抑えるよ。告知は、DMでするか。常連の投げ銭多いヤツ限定で」
 拓也は、すっかりと乗り気だ。
「うん。ちょっと緊張しちゃうな……襲われたりしないかな?」
 亜衣は、心配そうだ。
「平気だろ。オタクばっかだし。それに、俺が近くで待機しとくから」
「え? 一緒の部屋にいないの?」
「そりゃ、俺なんかがいたらバレバレだろ。オフ会参加者にホストがいたら、怪しさしかない」

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