前回の話
【続きは出典元から】
「パパの、固くなったよ。続けるね」
絵理奈は、そう言って俺にまたがってきた。恥ずかしそうな顔をしながらも、あっさりと挿入してしまう。二人目の予定はないが、年齢的にもそろそろ最後の機会なのかな? と思っているので、避妊はしていない。ただ、そもそも絵理奈の中で射精する事がなくなってしまったので、二人目が出来る気配はない。
「すごいよ、固い。どうしたの? すごく固くなってるよ」
絵理奈は、嬉しそうに腰を動かし始めた。恥じらいを見せながらも、腰の動きは滑らかだ。絵理奈とは、15年以上セックスをしている。そんなこともあって、お互いの感じる部分は把握しているしテクニックも向上した。
ただ、いま俺がこんなにも興奮しているのは、絵理奈と悠人のセックスを思い出したからだ。結局、一回だけの寝取られプレイだった。実行した後、俺はかなり後悔した。確かに興奮もしたが、やらなければ良かったと思った。
そんなこともあって、あれは黒歴史的な扱いになっていた。俺も絵理奈も、そのことを話題にする事もなかったし、悠人も何事もなかったように接してくれた。悠人とは疎遠になるかな? と思ったが、不思議と関係はいまでも続いていて、たまにお茶をしたり食事をしたりはしている。
ただ、絵理奈と悠人はもう長い事会ってもいない。別に変な感じになっているわけではなく、出産や子育てなので忙しかった事が大きい。それに引き替え、悠人は独身を謳歌している。恋人はいるが、結婚という話にはなっていないようで、気ままに海外旅行に行ったり、楽しそうに過ごしているようだ。
俺は、自分でも戸惑うほど興奮している。あの時直接目の前で見た時よりも、興奮しているのを感じる。すると、絵理奈が覆い被さるようにキスをしてきた。興奮した顔で舌を絡めながら、腰を動かし続ける彼女……俺が中折れするようになって以来、こんな風に彼女が責めてくれる事が多くなった。
いつも恥ずかしがりで清楚な感じしかしない彼女が、ここまで必死になって奉仕してくれる事に、いつも感動する。でも、どうしても中折れしてしまうのが最近の日常だった。
俺は、まだ思い出している。あの時の悠人と絵理奈のセックスを。キスもなく、フェラチオもないセックス……あえぎ声も、ほとんどあげていなかった。それでも、ヘソを越えるほどの巨根の悠人とセックスしている絵理奈は、どう見ても感じてしまっているようだった。
俺にしか見せない顔……それを、悠人に見せながら声を堪えている姿。それを思い出した途端、いきなり射精してしまった。
「うぅっ、あぁ、熱い……かず君、嬉しい」
絵理奈は、本当に嬉しそうに声を漏らす。こんなに感動してもらって、申し訳ない気持ちが湧いてきた。ただ膣中で射精できただけなのに、本当に嬉しそうだ。いつも中折れしてしまう事が申し訳ない気持ちだ……。
「どうしたの? 急にカチカチになったね。なにに興奮したの?」
絵理奈は、嬉しそうにじゃれてくる。理由を言うに言えずに、俺は曖昧に返事をした。でも、絵理奈はしつこく聞いてくる。よほど俺の射精が嬉しかったようで、愛情を感じる。
迷いに迷ったが、結局素直に告白した。
「そ、そうなんだ……懐かしいね。そんなこともあったね」
絵理奈は、意外だったようで戸惑った顔を見せる。慌てて、またしたいというわけじゃないと伝えた。実際、いまだに後悔しているくらいなので、絶対にそれはないと言った。
「後悔してるんだね……。OKしなければ良かったね。ゴメンね」
絵理奈は、申し訳なさそうに言う。俺は、そういう意味じゃないと伝えたが、自分でもどういう意味だろう? と思ってしまっている。そして、絵理奈はどう思っているのかと聞いた。あの時の事を、どう思っているのか聞いた事がなかった。
あの時、悠人と絵理奈がセックスをした直後、激しいセックスをした。興奮しすぎて、続けて2回したくらいだった。でも、すぐに後悔の気持ちの方が大きくなり、その後は話題にする事もなかった。
「どうって、かず君が喜ぶならって思ったよ」
モジモジと答える彼女。セックス自体はどうだったの? と聞いた。あの時以来、感想を聞いた事もなかった。聞きたくないという気持ちの方が、大きかったのだと思う。
「覚えてないよ。もう、15年も前の事でしょ?」
絵理奈は、はぐらかす。でも、あんな強烈な経験を、忘れるものだろうか? 覚えている事だけでも教えて欲しいというと、
「う、うん。太かった。それは覚えてるよ。身体、裂けちゃうかと思った」
と、俺の様子を探るように話してくる。俺が怒らないか心配しているのだと思う。でも、怒るもなにも、俺の希望でした事だ。絵理奈は、なにも悪い部分なんてない。
他にはないのかと聞くと、
「……長かった。あんな所まで入ってくるんだって、驚いたのは覚えてるよ」
と、やっぱり様子を見ながら話す彼女。確かに、悠人のものは規格外に感じるほど大きかった。絵理奈も、当然印象に残っているのだと思う。苦しくなかったのかと聞くと、
「平気だったよ。でも、圧迫感がすごかった。奥に当たると、うぅってなった」
と、説明をしてくる。覚えていないと言ったわりに、ちゃんと覚えているみたいだ。気持ち良かったの? と聞くと、
「……うん。でも、恥ずかしかったし、かず君が見てたから……そんなでも」
絵理奈は、答えづらそうだ。すると、絵理奈が驚いたような声で、
「パパの、また大っきくなったよ。もしかして、興奮してるの? 昔の事思い出して、興奮しちゃったの?」
と、聞いてきた。確かに、俺のものは完全に勃起している。射精すると、いつもフニャフニャになってしまうのに、いまは自分でも驚くほどいきり立っている。
「もしかして、またさせたいって思ってる? 悠人君や違う人とエッチさせたいって思ってるの?」
絵理奈は、そんな事を聞いてきた。正直、そんな事は思っていなかった。もう、後悔をしたくないと思っているくらいだ。でも、絵理奈に聞かれて、想像してしまっている。いまの絵理奈が悠人とセックスをしたら、どうなるのだろう? 悠人じゃなくても、他の男とセックスをしたら、どうなるのだろうと。
あれから長い年月が経ち、絵理奈も色々変わったはずだ。性感も増していると思うし、最近は欲求不満気味だったはずだ。あの頃よりもムッチリした身体は、女盛りという印象だ。150センチと小柄で童顔なので、35歳にはとても見えないが、中身は成熟した女性だ。セックスも、好きな方だと思う。
そしてなりよりも、Fカップだった胸はさらに大きく育った。全体に肉がついてしまった事もあるが、とても肉感的でセクシーだと思っている。この身体を、絵理奈も持て余しているはずだ。俺は、質問に質問で返した。絵理奈はどうなのかと。
「え? どうって……パパがして欲しいって言うなら……」
絵理奈は、戸惑っている感じだ。でも、まさかの返答だった。してみたいと言う事なんだろうか?
「それは……興味はあるかな? だって、パパしか知らないし……あっ、違った、悠人君も知ってた」
絵理奈が、一人つっこみみたいに言う。その言葉にも、なぜだか興奮してしまった。ずっとそう思っていたのかと聞くと、
「そんな事ないよ。だって、いまが幸せだもん。でも、興味はあるよ。それは、パパも同じでしょ? 違う女の人と、エッチしてみたいって思うでしょ」
絵理奈は、きっとそのはずだと決めつけてくる。確かに、浮気願望ではないが、想像はする。そもそも、オナニーする時は、おかずになっているAV女優とエッチしている気持ちになっている。
俺は、思わず聞いてしまった。悠人とのエッチを思い出して、オナニーをしているのではないかと。
「バカッ」
絵理奈は、そう言って肩を叩いてきた。でも、顔は真っ赤だ……それどころか、耳まで真っ赤になっている。そして絵理奈は、否定も肯定もしてこない。猛烈にドキドキしてしまった。もしかしたら、そうなのだろうか? アイツと会いたいと思っていたのだろうか? 不倫するギリギリの所だった? 疑念が膨らむ。
「パパ、すごくなってるよ。こんなの、昔でもなかったんじゃない?」
絵理奈に言われて自分の股間を見ると、勃起しすぎてペニスが縦に揺れていた。俺は興奮したまま、じゃあやってみようかと言った。すると、絵理奈は顔を真っ赤にしたまま小さくうなずいた。
そして俺は、相手探しを始めた。まさかこんな事になるとは思っていなかったが、今はもう絵理奈が寝取られるのを見たくて仕方ない気持ちだ。まずは、悠人を考えた。でも、今の彼には恋人がいる。それに、あの圧倒的なペニスを思うと、怯んでしまう。あの時よりも成熟した絵理奈なので、もしかしたらその巨根にハマってしまうかもしれない……そんな恐怖がある。
色々と考えた。知り合いの顔も沢山浮かんだ。でも、やっぱりリスクが高すぎる。あの時は、若かったので勢いでやってしまったが、知り合いに寝取らせるのはやっぱり怖い。
そして俺は、性感マッサージというジャンルのアダルトビデオシリーズを思い出した。本当にあるのかわからないが、女性専用の性感マッサージをするマッサージ師。それならば、後腐れもリスクも少ない気がした。ネットで探すと、本当にあるかどうかなんか気にしたのが馬鹿らしくなるほど、大量に出てきた。
どのサイトも、それっぽい。中には、まさに寝取られ夫のためにと言ううたい文句の所まであった。そして、その中でも、巨根を売りにしていない人のサイトを選んだ。年齢も、50歳くらいの温和そうな人物だ。本当に、性感マッサージなんて出来るの? と思うくらいに、平凡というか、優しげな顔をしている。
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