彼女が、枕営業をしていた……。偶然それを知ってしまって、どうしたら良いのかわからなくなってしまっている。気がついたのは、僕の仕事先の人が、美桜のお客さんだったことがきっかけだった。
 美桜は、不動産の営業をしている。可愛らしい顔でスタイルも良い美桜は、ハキハキした性格で仕事も出来るタイプだ。営業所でも、いつもトップ5には入る営業成績だそうだ。
 不動産業界というと、イメージは悪い。グレーなことをしているイメージが大きいし、業界そのものもブラックなイメージだ。そんな中で、美桜の働いている不動産会社はクリーンなイメージだ。話を聞くと、営業ノルマもないそうだ。


 電話の回線なんかを敷設する会社が親会社で、そっちの利益がエグいので税金対策的に立ち上げたのが最初だったそうだ。そして、親会社の利益が安定していることもあり、不動産会社にしては珍しく職場環境は良いそうだ。
 主に、自社の建て売りやマンションを販売しているそうで、ノルマに追われることもなくヌルい環境で仕事が出来ているそうだ。そんな中でも、美桜は販売成績が良い。恵まれたルックスも味方しているのだろうなと、僕はのんきに考えていた。
 そんなある日、仕事先の社長さんがマンションを購入したと聞いた。従業員の社宅にするためのマンションだそうで、福利厚生がしっかりしているんだなと思った。でも、話を聞くと、美桜の会社のマンションだった。意外な偶然があるんだなと思いながら話を続けていると、
「担当の子がさ、メチャクチャ可愛いんだよ。たぶん、耕作君が想像してる3倍は可愛い子。最初、ドラマかなんかの撮影に巻き込まれたのかと思ったくらいだよ」
 と、言い始めた。この時、美桜なんじゃないかと思った。美桜の会社にも、女性はけっこういる。でも、芸能人クラスの美人がいるという話は聞いていない。そうなると、美桜しかいないのではないか? そんな風に感じた。
 でも、あまりプライベートは知られたくないという気持ちもあり、そのことは黙っておいた。僕の名字もよくあるヤツなので、たぶん気がつかれないはずだ。

 適当に話を合わせていると、スマホの写真を見せてきた。それは、スーツ姿の美桜だった。はにかんだような顔で映っていて、嫌がっている感じもない。
「可愛いだろ? マジで驚いたもん」
 中村さんは、本当に楽しそうに話を続ける。でも、明らかに写真の様子がおかしい。美桜の後ろには、壁がガラスで浴室が見えている。どう見ても、ラブホテルのような感じだ……。
「い、いや、それはその……」
 そのことを指摘すると、中村さんはかなり動揺したあげくに黙ってしまった。ちなみに、中村さんは既婚者で、可愛い娘さんが二人いる。娘さんのことを溺愛している彼は、しょっちゅう写真を見せてくる。一緒によく遊びに行っているようだ。

「耕作君、ナイショにしてくれないかな?」
 中村さんは、かなり真剣な顔だ。彼にとっては、浮気がバレて娘に軽蔑されるのは絶対に避けたいことなのだと思う。でも、それどころではないのは僕も同じだ。美桜が、中村さんとホテルに行った? 僕は、秘密にするので詳しく聞かせて下さいと伝えた。
 中村さんは、ホッとした顔になりながら、美桜とのことを話し始めた。
「オープンルーム見に行ったら、たまたまこの子が担当になったんだ。話が頭に入ってこないくらい、可愛いなって思った。でも、別に誘う気もなかったし、マンションも他の物件でほとんど話が決まってたんだよ」
 そして、美桜からの攻勢が始まったそうだ。電話番号を教えていたので、頻繁に連絡が入るようになり、ラインの交換もしたそうだ。それは、あくまで電話に時間を取られたくないという気持ちからだったそうだが、その結果、美桜はプライベートの写真を送るようになったそうだ。
 お昼にここで食べたとか、髪を切ったんです、似合いますか? とか、自分の自撮りを頻繁に送ってきたそうだ。

「あんなに可愛い子が、彼女みたいに連絡してくるとさ……さすがにね」
 中村さんは、バツが悪そうだ。そして、食事に行くようになり、すぐに一線を越えてしまったとのことだ。それからは、トントン拍子に美桜からマンションを買う話がまとまり、無事引き渡しにもなったそうだ。
「その子、美桜ちゃんって言うんだけど、物件引き渡したあとも連絡くれるんだよね。凄くマメというか、次のことを考えてるのかも」
 中村さんは、感心したように言う。思わず、2部屋目を買うつもりがあるのかと聞くと、
「う、うん。社宅にするためにもう3部屋くらい欲しいかなって」
 と、答える彼。それは、美桜から買うつもりなのかと聞いた。
「そうだね……そうなると思う。なんか、今さら他で買えないよね」
 中村さんは、観念したように言う。僕は、写真はもっとないのかと聞いた。中村さんは、かなり戸惑っている。いつもは控えめな僕が、こんなにグイグイと話を聞きたがることに、圧倒されている感じだ。

「あるよ。見たい?」
 中村さんは、戸惑いと自慢と罪悪感が入り混じっているような不思議な表情をしている。見たいと伝えると、彼はすぐにスマホを操作して写真を見せてくれた。
 無邪気に笑う美桜……とても良い笑顔だ。僕以外の男性に、そんな笑顔を見せるのはルール違反だと感じてしまう。やっぱりどう見ても可愛らしい。それこそ、芸能関係の仕事やモデルなんかにもなれたのではないか? 美桜の写真は、それくらいの破壊力がある。そして、美桜がベッドの上にタオルを巻き付けた状態の写真が出てきた。髪も乱れてしまっていて、顔はほとんどノーメイクみたいに見える。

「やめないといけないってわかってるんだけどね。ちょっとハマり過ぎちゃってるかもしれない……」
 彼は、かなり反省している。根は真面目なタイプだと思うので、本当に反省して葛藤しているのだと思う。美桜が、中村さんとセックスをしている……最後の写真を見ると、そう思わざるを得ない。
「うん。してる。週に1回くらいは会ってる。最初は枕営業だったと思うけど、彼女もちょっとハマってるかもしれない。別に私がモテるって話じゃなくて、身体の相性的な話だけど……」
 中村さんは、かなり言葉を選んでいる。もう、引っ込みがつかない僕は、どういう意味かと聞いた。
「それは……恥ずかしいけど、あれの大きさの話で……。なんか、大きいんだよね、生まれつき。それを気に入ってくれてる感じがする」
 中村さんは、そんなことを言う。枕営業ではなく、中村さんの巨根に美桜がハマっている? まさかの話だ。美桜は、枕営業をしているだけのことだと思う。それでも、それは絶対に許せないような話だが、美桜が枕営業ではなく不倫をしているという話の方が、もっと許せない話だ。

 僕は、いくらなんでも、こんなに可愛い子が枕営業関係なくエッチしてくれますかね? と、煽るように聞いた。もちろん、彼に対する怒りもある。でも、それ以上に、美桜が純然たる不倫をしていると認めたくない気持ちが大きい。
「そうだよね、そう思うんだけど、彼女からメッセージが来てあってるんだよね。今は」
 衝撃的な話を聞かされてしまった。そして、美桜からのラインを見せてくれた。
”シゲちゃん、今から会える? エッチしよ?”
 美桜からのメッセージは、あまりにも単刀直入すぎる。それを見せられて、手が震えてしまった。そして、こんな枕営業を何人としてきたのだろう? 今も、継続してしている相手が、中村さん以外にいるんだろうか? そんなことを考えてしまう。

 僕は、なんとか理性を保ちながら、こんな可愛い子とセックス出来るなんて、本当ですか? と聞いた。手とかで抜いてもらっているだけなんじゃないですか? と、やっぱり煽り気味に聞いた。そうであって欲しいという願いも込められているかもしれない。
「そうだよね、私も、夢なのかな? って思うくらいだからね。……動画見てみる? こんなの、あまり見せるものじゃないと思うけど、耕作君なら信用出来るし……ちょっとした自慢の気持ちもあるし」
 中村さんは、迷いながらもそんなことを言い始めた。まさかの話だ。動画まである? 脚が震えてしまう。見たいと告げると、
「さすがに恥ずかしいな。ちょっとだけ編集して、あとでラインで送るよ」
 中村さんは、そんな風に話をまとめた。本当に、そんな動画があるのだろうか? 写真は、際どいものもあるが、セックスをしたとは言い切れないものばかりだ。状況的には絶望的かもしれないが、まだ確定とまでは言えない気がしている。でも、動画があればそれは即アウトだ。

 中村さんと別れてから、もう頭の中はそのことでいっぱいだ。美桜が、枕営業で成績を上げていた? 確かに、ずっと5位以内を保っているのはかなり大変のはずだ。枕営業のような、闇の部分があってもおかしくないのかもしれない。
 落ち着かないまま仕事を続け、帰宅した。
「お帰りなさい。早かったね、お腹空いてる?」
 美桜は、夕ご飯の支度をしている。今日は、水曜日なので美桜はお休みだ。火曜水曜とか、水曜木曜で休みを取ることが多い。不動産会社には、よくあるパターンだ。
 お腹が空いていないことを伝えると、
「じゃあ、軽く食べに行かない? せっかく早いんだし、デートしたいな」

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