前回の話

『キャッ、出ちゃったの? パパ、興奮しすぎだよ~』
妻は、私のペニスを握ったままそんな事を言う。私は、ただ握られているだけなのに射精をしてしまい、自分でも驚いていた。

『こんなに出てきちゃった。ねぇ、これだけ出されたら、受精したかな?』
妻は、私のペニスを指でもてあそびながら言う。カリ首を、精液をローション代わりにしてこすり続ける妻……。私は、快感が強すぎて腰が引けてしまう。
『フフ。出したばっかりだから、くすぐったい?』
妻は、イタズラっぽく笑いながら言う。今回の4日間で、妻はさらにイヤらしい女性に変わった気がする。妻は、太ももの内側を精液まみれにしながら、
『どうする? このまま続ける? それとも、シャワー浴びてきた方が良い?』
と、質問してきた。私は、このまま続けたいと答えた。すると、妻は私を寝室に誘った。寝室に入ると、妻は私の服も脱がせてくる。お互い全裸になり、ベッドの上に上がる。寝室の中も、あっという間に精液の独特の匂いで満たされてしまった

『パパ、もう大きくなってるね。そんなに興奮しちゃうの? パパのじゃない精液があふれ出てるのに?』
妻は、私を挑発するように言葉をかけてくる。私は、素直に興奮してしまっていることを告げた。
『じゃあ、入れて。ジュンくんのでいっぱいだけど、入れてみて』
妻は、仰向けで寝転がりながら、脚をM字開脚している。私は、太ももやお腹にまでキスマークがあることに気がつき、嫉妬心が増すのを感じた。そして、妻に覆いかぶさっていこうとすると、
『パパ、コンドーム忘れてるよ。パパので妊娠しちゃうでしょ』
と、妻が指摘する。私は、私の種で妊娠してもかまわないじゃないかと思いながらも、素直にコンドームを装着した。

彼が溢れるほど妻の中に注ぎ込んでいるのに、私はコンドームをつけさせられている……。理不尽だなと思うが、それが私の興奮を増すように感じる。
そして、私は他人の精液があふれ出る妻の膣に、ゆっくりとペニスを挿入した。
『……入った?』
妻は、戸惑ったように聞いてくる。私は、もう根元まで入っていると伝えた。
『こんな感じだったっけ? パパの、入ってるかどうかよくわかんないよ』
妻は、少しからかうように言う。私は、怒りを感じたが、すぐに冷静になった。私自身、妻の膣中の感触が変わってしまったと感じているからだ。
それは、緩くなったとかそういう事ではなく、しっくりこなくなったという感じだ。フィット感が違うとでも言えば良いのだろうか?

私は、不安と嫉妬を感じながら、腰を振り始めた。
『あっ、んっ、動くとわかるね。パパの、すごくカチカチだよ』
妻は、おどけたように言う。気持ち良さそうと言うよりは、安心したような口ぶりだ。

私は、夢中で腰を振りながらも、彼と何回したのか聞いた。
『回数? わかんないよ。だって、ずっとしてた感じだもの。朝から夜まで、ずっと繋がってた感じだよ。中に出されたのは10回くらいかな? もっとかも……。でも、20回は行ってないと思う』
妻は、そんな風に言う。普通、4日で10回以上も射精するなんて難しいと思う。でも、実際彼はそのペースで妻の中に注ぎ込んでいた。若さのせい? それとも、それだけ愛情が深いと言うことだろうか?

『パパ、妊娠したら本当に産むからね』
妻は、少しだけ不安そうな顔で言う。私は、わかったと答えた。
『ありがとう。ねぇ、私が上になってあげる』
妻はそう言うと、体勢を入れ替えた。そして、騎乗位になると、腰をグラインドするように動かしてきた。こすりつけられるような動きに、私の射精感はあっという間に高まってしまう。
『パパ、気持ち良い? 私も、気持ち良いよ。いつでもイッてね』
妻は、そんな事を言いながら腰を動かし続ける。でも、正直気持ちよさそうには見えない。でも、妻が腰を動かす度、掻き出されるように溢れてくる彼の精液を見て、私は興奮しきっていた。

そして、おそらく2分も保たないくらいのスピードで射精をしてしまった。短小で早漏……。私は、自分の雄としての能力の低さに、情けない気持ちになってしまう。
『じゃあ、シャワー浴びてくるね』
妻は、余韻も何もない感じでさっさと浴室に行ってしまった。私は、コンドームを処理しながら、妻は本当に妊娠したのだろうか? と、心配していた。

結局、今回では妊娠しなかった。そんなに簡単にできるものではないと思っていたが、彼は若いのでもしかしたら……とも思っていた。でも、結局妊娠していなかったので、私は少しホッとしていた。

それから、こんな風に子作りは続いた。でも、思っている以上になかなか妊娠しない。妻の年齢のせいかもしれないなと思いながらも、そんな日々は続いた。

私は、相変わらず彼の設置してくれたカメラで、2人の生活を盗み見る日々だった。2人のセックスは、本当に回数が多く濃厚だ。妻はコスプレみたいな衣装を着ることもあるし、卑猥なランジェリーを身につけることもある。
でも、大人のおもちゃを使ったりすることもないし、アナルセックスをしたりもしない。純粋に、子供を作りたい……2人の絆を深めたい……そんなセックスに見える。

そんなある日、妻に提案された。彼の家に5日間で、私とは2日間にすると。現状でも、気がつくと彼の家に4日間で、私とは3日間になっている。半分ずつという話だったのに、いつの間にかそうなっていた。その上、さらに日数を変えると言う。
私は、さすがに抵抗した。でも、
『妊娠したらすぐに戻すから……お願いします』
と、真剣な顔で言われてしまい、それを受け入れた。ただ、それもすぐに6日と1日に変わり、あっという間に2週間に1日帰ってくるだけという生活サイクルに変わってしまった。

それでも、帰ってきた日は私に対して本当に尽くしてくれるし、愛情を込めたセックスをしてくれる。妻の気持ちが私から離れたわけではないと思う。そんなある日、妻は私に促進剤を使うことを報告してきた。婦人科に行って処方してもらったそうだ。彼のために、不妊治療まで始めた妻……。私は、妻はとことん本気なんだなと感じた。そして、その努力も実り、妻は妊娠した。

『パパ、本当にありがとう。元気な赤ちゃん産むからね』
妻は、目を潤ませながら言ってきた。私は、とうとう妊娠してしまったなと思いながらも、おめでとうと言った。

妻のお腹の赤ちゃんは、間違いなく彼の赤ちゃんだ。なぜなら、私が最後に妻に挿入したのは、もう2ヶ月も前だからだ。ここ最近は、妻は手と口でしか私とセックスをしてくれなくなっていた。妻いわく、子宮が混乱しないように、彼のペニスしか挿入しないことにした……と言う事だった。
その効果があったのかどうかはわからないが、実際に妻は妊娠することが出来た。

この歳での妊娠に、息子も実家も嫁の実家も驚いた。でも、みんな祝福してくれて、本当に喜んでくれた。私は、ウソをついているようで胸が痛いなと思いながらも、みんなの反応にホッとしていた。

妻は、約束通り私の元に帰る時間を戻した。と言っても、4日と3日なので、不公平と言えば不公平だ。でも、最近は2週間に一度しか帰ってくれなかったので、本当に嬉しかった。

妻は、お腹の赤ちゃんを、本当に私の子だと思っているような態度で私に接してくる。
『男の子だったら、パパから一文字もらうね。女の子だったら、どうする? なんて名前にする?』
妻は、幸せそうに言ってくる。でも、私はカメラを通して、妻と彼の会話も聞いてしまっている。2人は、幸せそうに子供の名前を考えている。名付けの本を一緒に見ながら、ああでもない、こうでもないと、幸せそうに話していた。私は、昔を思い出していた。あんな風に、妻と息子の名前を決めたなと……。

ただ、妊娠した後、2人はセックスをしなくなっていた。でも、妻は手や口で彼に奉仕していて、言い方は悪いが、浮気されないように、飽きられないように必死になっているようだった。

そして、私とのセックスは、まるっきりなくなった。手や口でしてくれることもない。昔の、セックスレスだった頃に戻った感じだ。私も、正直な気持ちを言うと、妻とセックスするより、妻が彼にフェラチオしている姿を見ながらオナニーする方が気持ち良いと思っていた。

そんなある日、いつものようにカメラで2人の生活をのぞいていると、
『じゃあ、安定期になったから、今日は入れていいよ』
と、妻が言い出した。妻のお腹は、かなり大きくなっている。もう、誰が見ても妊娠してるなとわかるサイズだ。

「本当に? 良いの? 大丈夫なの?」
喜びながらも心配する彼。でも、妻は大丈夫だと告げる。すると、2人はどちらからともなくキスを始めた。お腹の大きな妻が、私ではない男とキスをしている……。それは、普通の浮気よりもショックが大きい。でも、そもそもお腹の中の赤ちゃんは私の種ではないんだなと思うと、浮気ではないのかな? と、思ってしまう。

「まって、これ、ずっと渡そうと思ってたけどなかなかお金が貯まらなくて……」
そう言って、小さな箱を手渡す彼。妻は、ビックリしながらそれを受け取る。そして、箱を開けると、ボロボロっと涙をこぼし始めた。
「僕と、結婚して下さい」
彼は、熱っぽい顔で言う。本当に真剣で、なおかつ緊張しているような雰囲気だ。妻は、涙声でありがとうと言った。そして、結婚しますと答える。

私は、どうしたら良いのかわからなくなってしまった。唖然とする私の前で、妻は左手の薬指のリングを外し始めた。私との結婚指輪だ。そして、彼からの指輪をそこにはめた。
『ピッタリだね。ずっとはめておくね』
妻は、嬉しそうに言う。まるで、少女のように無邪気で良い笑顔をしている。本当に、心から嬉しいんだなと伝わってくるようだ。
「パパさんの前でも?」
『うん。もう、死ぬまで外さないよ』
妻は、そんな風に言う。
「でも……いいの? なんか、申し訳ない気持ちが……」
彼は、そんな風に言う。でも、妻は、
『そんな事言わないの。ほら、結婚初夜だよ。優しくしてね』
と、少しおどけたように言う。妊婦なのに、今さら初夜も何もないと思うが、それでも2人は真剣な雰囲気になった。2人の中では、本当に結婚をしたのだと思う。

私は、私との婚姻関係はどうするつもりなのだろう? と、不安に感じた。お腹の赤ちゃんも、法的には私の子になるはずだ。でも、そんな心配も、2人が愛情を込めたキスを始めた途端、どうでもよくなってしまった。

『ジュン、愛してる。あなたに出会えて、本当に幸せです』
妻は、そんな言葉を言う。
「僕もだよ。愛してる。ずっとずっと、一緒にいようね」
彼も、心を込めて言う。でも、年齢差がありすぎること、妻には私がいることなど、どう考えているのだろう?

妻は、彼に覆いかぶさると、服を脱がせながら愛撫をしていく。

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